王将 (1948) の謎
『王将』は阪田三吉をモデルにした映画です。最近その映画を観たのですが、話の本筋とは関係ない部分でいくつか気になったことがあります。
1. 駒台の大きさ
駒台が、現在のものより若干大きいです。昔はこのサイズが標準だったのでしょうか。それとも、撮影用の特殊なサイズなのか。
2. 駒台の駒の並べ方
画像の手前側が関根金次郎、奥が阪田三吉です。
駒台の駒は扇状に並べるのがマナーだと思っていました。しかし、この映画の中で、関根金次郎は扇状には並べていません。(阪田三吉の駒の並べ方は役柄によるものということで、まだ理解はできます)
3. 大盤の向き
棋友倶楽部にある大盤が横向きです。この頃はこういう向きに置くのが普通だったのか、あるいはまったく別の理由によるものなのでしょうか。
この映画はあまりリアリティは求められていないのか、それとも当たり前だと思っていたマナーなどが意外に最近のものなのかが気になりました。