ぶたろうノート

棋力向上のための覚書

Ponanzaにみる角換わりの序盤

Ponanzaにみる右玉対策」という記事で、Ponanzaが右玉に対する△5四角という手とその後の展開について触れました。今回は同じ対局の序盤について取り上げたいと思います。

一手損角換わりとなった対局の序盤から。

初手からの指し手

▲7六歩△3四歩

▲2六歩△3二金

▲2五歩△8八角

▲同 銀△2二銀

▲7七銀△3三銀

▲3八銀△7二銀

▲3六歩△7四歩

▲7八金△7三銀(第1図)

f:id:emptywords:20140312120717j:plain

一手損角換わりの序盤で後手が△7二銀~△7四歩~△7三銀と駒組みを進めました。一手損角換わりの後手が△7四歩~△7三銀と駒組みを進めるのは珍しいように思います。

 

以下は、手損なしの角換わりとなった対局の序盤。

初手からの指し手

▲2六歩△3四歩

▲2五歩△3三角

▲7六歩△2二銀

▲7八金△3二金

▲3三角成△同 銀

▲8八銀△8四歩

▲3八銀△7二銀

▲9六歩△7四歩

▲4六歩△7三銀(第2図)

f:id:emptywords:20140312120754j:plain

こちらも△7三銀と上がりました。

この2局から「△7四歩~△7三銀と上がられたら、右玉に組むのは危険」と結論づけることができるのかはわかりませんが、後手にとっては右玉を牽制する方法になるのかな、という気がします。

とっておきの右玉 (マイコミ将棋BOOKS)
とっておきの右玉 (マイコミ将棋BOOKS)