広瀬章人六段 (当時) の次の一手
第51期王位戦七番勝負 第3局広瀬章人六段-深浦康市王位(肩書はいずれも当時)。
図1は後手が△7一金と打った局面。広瀬六段の次の一手は?
▲7五桂でした。この局面について内田晶さんは、NHK将棋講座2010年10月号で▲6八金と馬をとっても先手が残しているが、▲7五桂の攻め合いが最速で好判断」と書かれています。激指で検討したところ、評価値は以下のようになりました。
▲7五桂と▲6八金の評価値にはかなり差がありますね。これだけ差があると、▲6八金はかなり危うい感じがします...。
なお、▲7五桂より以下
△8九金▲9七玉△7四銀打▲6二銀
と進み、先手が125手で勝利しました。
広瀬八段は来期からA級に上がります。楽しみです。