長岡裕也四段(当時)が解説する「先手藤井システム▲5六銀型」
先日テレビ朝日の番組『夏目と右腕』に出演された長岡裕也五段が、かつて近代将棋で連載していたのが「研究派長岡四段が斬る! 最新振り飛車の考察」です。2006年2月号の第1講は「先手藤井システム▲5六銀型」でした。
基本図は以下。
基本図以下の指し手
△8六歩▲同歩△4五歩
第1図では、①▲4五同桂②▲3三角成△同桂▲7七角③▲8八飛のような手があります。
▲4五同桂の場合
第1図以下の指し手①
▲4五同桂△7七角成▲同桂△8六飛
▲5三桂成△同金▲8八金△4三金寄(第2図)
ちなみにこの局面をGPSに検討させると▲8七銀...それは苦しい
▲3三角成△同桂▲7七角の場合
第1図以下の指し手②
▲3三角成△同 桂▲7七角△2一玉
▲4五桂△同 桂▲同 銀△2八角 (第3図)
この局面もGPSは若干後手持ち。一例は▲3五歩△1九角成▲3四銀△5五桂打▲4三銀成。
どうやら第1図で一番有力なのは▲8八飛のようです。詳細はぜひ近代将棋2006年2月号をご覧ください。ちなみに先手藤井システム▲5六銀型に関しては杉本昌隆七段の杉本昌隆の振り飛車破り (MYCOM将棋ブックス)にも解説されているようです。